
【看護師の転職回数】何回までOK?平均や限界ライン、成功のコツを徹底解説!
「転職は2回目だけど、もう多いって思われる?」
「何回も職場を変えたら、採用で不利になるのかな…」
そんな悩みを抱える看護師の方は意外と多いのではないでしょうか?

実際に前に私が働いていた総合病院でも、看護師の方の入れ替わりは結構ありました。近隣の病院を転々とされている方も中にはいました。
では、実際何回くらい職場を変えたら次の職場の採用時に不利になるんだろうって気になりませんか?
この記事では、「看護師の転職回数のリアルな平均」から「転職回数が多いと不利なのか」「何回までならOKとされているのか」など、実際の統計データや面接での伝え方も含めて初心者にもわかりやすく解説します。
【実情】看護師の転職回数は多いのが普通?
実は、看護師は転職回数が多い傾向がある職種です。
その理由は、以下のような職場環境やライフイベントの影響が大きいからです。
◆ 転職が多くなる理由
- 夜勤や人間関係によるストレス
- 結婚・出産・育児といったライフイベント
- キャリアアップやスキル習得のための転職
- 働き方(時短・非常勤など)の見直し
看護師は「働く場」が豊富にあり、環境を変えることでリフレッシュしやすい職種でもあります。そのため、「1つの職場に長くいなければいけない」という固定観念は、実はあまり通用しないのです。
【公的データで解説】看護職の離職率と転職の実態


ここでは、実際に公的機関が発表している看護師の離職率・転職傾向を見てみましょう。
▼ 出典:日本看護協会「病院看護実態調査(2023)」
- 平均勤続年数は6.6年
- 転職経験がある看護師:60%以上
🔗 データ元PDF:2023年病院看護実態調査報告書
▶ 結論:看護師の転職は「よくあること」であり、特別なことではない
転職回数が多いと不利になる?それとも…?
では、実際に転職回数が多い看護師は、採用面で不利になるのでしょうか?
答えは、**「理由次第で不利にも有利にもなる」**です。
◆ 不利になるケース
- 毎年のように短期離職している
- すべての転職理由が「人間関係が悪かったから」などネガティブ
- 面接で理由をうまく説明できない
◆ 有利になるケース
- 目的意識を持って職場を選んでいる
- 幅広い分野の経験があり柔軟性が高い
- 自分の強みや成長が語れる
面接で転職回数を聞かれたときの伝え方


面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが「なぜ転職したのか?」という質問です。
ここで大切なのは、一貫性と前向きな理由づけです。
◆ NGな回答例
- 「人間関係が悪くて…」
- 「体力的に無理で…」
- 「飽きっぽくて…」
◆ OKな回答例
- 「より専門性を高めるために急性期から回復期へ転職しました」
- 「ワークライフバランスを整えるために夜勤のない職場を探しました」
- 「家庭の都合で一度退職しましたが、看護の現場に戻る決意をしました」
転職回数をポジティブに伝えるコツ
転職回数が多くても、それを**“経験の多さ”として強みに変える**ことができます。
▶ コツ1:職場ごとに得たスキルや経験を整理する
例:「〇〇病院では急性期の対応を学び、△△施設では高齢者看護に関わりました」
▶ コツ2:一貫性を持った“軸”を語る
例:「どの職場でも“患者さんに寄り添う”ことを第一に考えてきました」
▶ コツ3:未来志向で締める
例:「これまでの経験を活かし、御院で長期的に働きながら〇〇の分野を深めたいです」
「多すぎる」とされる転職回数の目安はある?
実際に、どれくらいの転職回数から「多い」と見なされるのでしょうか?
◆ 一般的な目安(30代までの場合)
- 1〜2回:問題なし(むしろ普通)
- 3〜4回:理由説明が必要だが許容範囲
- 5回以上:一貫性・信頼性がカギ
ただし、これはあくまで「目安」です。
業界や病院の方針、人事担当者の考え方によって評価は変わるため、「何回が限界」と一概には言えません。
まとめ|転職回数よりも“理由”と“将来ビジョン”が大切
看護師の転職回数に正解・不正解はありません。
重要なのは、
- それぞれの転職に「意味」があったか
- 何を学び、どんな強みが身についたのか
- 今後どう働きたいのか
この“自分なりのストーリー”がしっかり語れれば、転職回数は決してマイナスにはなりません。
当サイトでは転職サイトのおすすめBEST5もご紹介していますので、ぜひ参考に転職を検討してみてくださいね。




ふみ
元総合病院勤務:診療情報管理士として院内の電子カルテの管理や疾病分析に8年間携わった経験あり。外来や病棟の医師、看護師、コメディカルと連携を取り仕事をしていた。
今回、看護師の転職回数について記事にしましたのでぜひご活用ください。