【初心者向け】看護師の転職で失敗しないための5つの鉄則|初めてでも安心の完全ガイド

看護師の転職で失敗しない5つの鉄則

看護師として働いていると、「もっと働きやすい職場はないかな?」「今の職場では将来が不安…」といった悩みを持つ方は多いものです。実際、看護師の転職は非常に一般的で、誰でも一度は考えることのある選択肢です。

ふみ

しかし、情報不足のまま転職を決めてしまうと「思っていたのと違った…」と後悔してしまうことも。そこでこの記事では、初めての転職でも失敗しないための5つの鉄則を、わかりやすく解説します。

目次

看護師の転職はなぜ失敗しやすいのか?

看護師の転職は特別なことではありません。厚生労働省のデータによると、看護職の常勤離職率は約10.5%(2022年)と、医療職の中でも高めの水準です。
▶︎看護師等(看護職員)の確保を巡る状況

しかしその一方で、「転職して失敗した」「今の職場の方が良かったかも」という声も少なくありません。失敗の原因としてよくあるのが以下のようなケースです。

  • 求人票だけを見て判断した(実情と違った)
  • 転職理由が曖昧で、次もすぐ辞めたくなった
  • 給与や休みだけで決めたら、人間関係が最悪だった

つまり、情報不足と自己分析の甘さが失敗の元になることが多いのです。

鉄則1:自己分析を徹底する

自己分析

転職を考えたら、まずやるべきは「自己分析」です。

自己分析のポイント

  • 今の職場に不満があるとすれば、何が原因?
  • どんな働き方・職場環境を理想としている?
  • 将来的にどうキャリアを築きたい?

これらをノートに書き出すことで、自分に合う職場の条件が見えてきます。

具体例:こんな分析が役立つ!

不満の内容理想とする条件
夜勤が多すぎて体がもたない日勤のみ、夜勤なし
看護師同士の人間関係が悪いチームワークを大切にする職場
スキルが頭打ちで成長を感じない教育制度が整った職場/専門分野に特化

鉄則2:転職理由を明確にする

なぜ転職したいのか?」を明確にしないまま応募を始めると、面接で説得力を欠いたり、自分でも判断がぶれてしまいます。

転職理由の構成は「過去→現在→未来」が鉄則

看護師の転職理由をまとめるときのおすすめ構成

転職理由を自身でまとめるときは、鉄板の構成があります。
それが、①過去の体験、②現在の状況、③想定する近い未来の3つの内容をストーリーとしてまとめる方法です。闇雲に転職理由を考えると時間がただただ浪費してしまうことも多いので、この構成を軸に自身の転職理由を考えるとスムーズに転職理由がまとめられると思います。

次に3つ転職理由を載せておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

例:

急性期病棟で4年勤務し、やりがいもありましたが、夜勤で体調を崩すことが増えました。今後は、患者さん一人ひとりと向き合える日勤中心の職場で、丁寧な看護を続けたいと考えています。

クリニックでの経験を3年間積んできましたが、より専門的な知識と技術を学びたいと思うようになり、現在は美容皮膚科に興味を持っています。今後は、美容医療の現場で専門性を高めながら患者様に寄り添った対応をしていきたいと考えています。

一般病棟で5年間勤務する中で、生活背景まで含めた患者支援の重要性を感じ、訪問看護に興味を持つようになりました。今後は在宅での支援を通じて、一人ひとりの暮らしに寄り添う看護を実践していきたいと考えています。

ネガティブな動機も、「今後どうしたいか」に変換することで前向き(ポジティブ)に伝わります。

鉄則3:職場情報は“現場視点”でリサーチ

求人票の情報だけではわからないことがたくさんあります。

リサーチのチェックポイント

  • 口コミサイトやSNSで実際の声を探す
    →今あれば、インスタグラムなどで病院や診療所・クリニックの内部状況を発信しているアカウントなどもありますので、ホームページ上だけではわからない情報も発見できたりします。
  • 転職エージェントに内部情報を聞く
    →転職サイトの転職エージェントは経験豊富な方も多く、病院の内部事情に精通した方も多くおられます。自身で悩むよりも、エージェントから有益な情報をいただくことが転職成功への秘訣とも言えます。
  • 可能であれば職場見学や事前面談を依頼する
    →希望する勤務先によっては、説明会や見学会などを開催しているところもあるかと思いますので、この辺りは病院のホームページなどをチェックし、情報がなくても病院に直接メールや電話で問い合わせしてみるなど積極的な情報収集が大事です。

例:

  • 「教育体制あり」と書かれていたが、実際は新人教育が形骸化していた
  • 「休みが多い」とあったが、有休が取りづらい雰囲気だった

転職後のギャップを防ぐには“現場視点”の情報が命です。

鉄則4:信頼できる転職サービスを活用する

転職相談

看護師の転職では、専門の転職エージェントを活用することで、失敗を回避しやすくなります。

転職エージェントを使うメリット

  • 条件に合った非公開求人を紹介してくれる
  • 面接対策や履歴書の添削をしてくれる
  • 求人の裏側(離職率や雰囲気など)を教えてくれる

おすすめの看護師転職サービス

当サイトでは看護師の方の転職おすすめサイトの情報をまとめており、中でもおすすめベスト5をわかりやすくまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サイトによって特性や求人も異なりますので、まずは複数サイトに会員登録して実際に情報を確認してみるのが一番の近道かと思います。

人気の看護師転職サイトBEST5

鉄則5:面接準備と条件交渉を怠らない

「転職が決まりそう!」という段階で失敗するケースも実は多いです。
実際に希望の転職先での担当者との面接時に印象のよい受け答えができるよう面接対策も必要です。

面接前に準備すべきこと

  • 自己紹介と志望動機を明確にまとめる
  • 逆質問を用意する(例:「教育制度はどうなっていますか?」)
    →ポイントを絞って逆質問をすることで、病院への興味関心・積極性をよりアピールできます。

条件交渉も大事!

  • 給与/残業の有無/シフトの柔軟さなど、働く上で譲れない条件は事前に確認しましょう
  • エージェントを通すと交渉がしやすくなるケースも

折角の転職の機会ですので、条件はしっかり確認しましょう。
特に以前の勤務先で転職の原因となった部分など(給与面・夜勤の回数など)は、しっかりと押さえておきましょう。

まとめ:転職は”焦らず・比べて・選ぶ”が鉄則

看護師の転職はチャンスでもありますが、焦って決めると後悔につながりかねません。

■ 最後に伝えたいポイント

  • 自分に合う職場は、人によって違います
  • 数字や雰囲気に騙されず、実際に「働けるかどうか」を基準に選びましょう
  • 一人で悩まず、転職支援のプロ転職エージェントに相談するのも手です

正しい準備をすれば、転職はキャリアアップにも、働きやすさの実現にもつながります。

まずは、自己分析からスタートしてみませんか?

この記事を書いた人

ふみ

元総合病院勤務:診療情報管理士として院内の電子カルテの管理や疾病分析に8年間携わった経験あり。外来や病棟の医師、看護師、コメディカルと連携を取り仕事をしていた。

今回、看護師の転職で失敗しないための5つの鉄則記事にしましたのでぜひご活用ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次